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しみ、あざを消す 肌の美白治療
 
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美容皮膚科 しみやあざの治療と概要 美容皮膚科 しみやあざの治療症例

しみやあざの種類と治療法

 
さて、いわゆる「しみ」や「あざ」という状態は皮膚科学的にはおおよそ以下の9つに分類されています。一見同じように見える「しみ」や「あざ」も数種類に分けられます。治療法を誤れば悪化することもありえます。そこで、それぞれの疾患に対しどのような治療法が対応するのか示してみました。
「しみ」や「あざ」の種類と治療法 INDEX
  1. そばかす : 雀卵斑
  2. 後天性メラニン細胞沈着症:ADM
  3. 肝斑:メラスマ
  4. 日光角化症(日光性色素斑 脂漏性角化症、老人性角化症): SK (Seborrheic Keratosis)
  5. 炎症後色素沈着症:PIH(Post inflammatory Hyperpigmentation)
  6. 先天性メラニン細胞沈着症:青あざ 大田母斑
  7. 血管腫:赤あざ
  8. ほくろ
  9. 扁平母斑(へんぺいぼはん)

「しみ」や「あざ」の種類と治療法

1) そばかす:雀卵斑

そばかすとは、学童期に発生する1〜5mm大の不整形小色素斑で思春期に最も著明にな
ります。30歳以降、その数は増加することなく次第に消退傾向を示す事が多いといわれ
ています。斑点は両頬から下まぶた、鼻根部にほぼ対象性に現れます。遺伝的とも言わ
れ紫外線等の刺激や妊娠で悪化します。表皮メラニン細胞の活性亢進が原因と言われて
います。
フォトRFによる症例そばかすの症例写真 フォトRFによる症例そばかすの症例写真
【推薦される治療法】
フォトRF(オーロラ)Qスイッチレーザー
フォトRF(オーロラ)でかなり改善しますが、しつこい場合にはQスイッチレーザーが良い適応になります。
 

2) 後天性メラニン細胞沈着症:ADM(acquired dermal melanocytosis)

主にこめかみや、頬に見られる色素斑で、多くは20歳以上に発症し色調は灰褐色―濃
褐を示します。病状の経時的変化が少なく、組織学的には「あざ」で有名な大田母斑に
類似していますが、一般には「しみ」ととらえられているため大田母斑とは分けて考え
られています。日光性色素斑より深い真皮層にメラノサイト(メラニンを作る細胞)が存在し、これを破壊、除去する必要があるため、Qスイッチレーザーが最も良い適応になります。
後天性メラニン細胞沈着症 症例写真 後天性メラニン細胞沈着症 症例写真
【推薦される治療法】
Qスイッチレーザー、美白剤内服
Qスイッチレーザーが誕生してから「治らなかったしみが治るようになった」と言われるようになりました。まさにQスイッチレーザの最適疾患です。
 

3) 肝斑:メラスマ (melasma)

妊娠可能な年齢の女性に多く、妊娠時、閉経時、月経不順によって発症、増悪するため女性ホルモンの関与が考えられます。また紫外線刺激により悪化することもあります。
前額、頬、口周囲に左右対称性に現れます。薄い褐色で境界のはっきりっしない不規則な地図状を呈するのが特徴です。
ADM等より浅い、表皮部分にメラニン顆粒が増加しています。化粧品等を皮膚へすり込みをしすぎたりする機械的刺激が原因であると考えている学者もいます。いかなるレーザー治療も肝斑には効果がなくむしろ悪化することがありますので注意が必要です。
肝斑 症例写真 肝斑 症例写真
【推薦される治療法】
美白剤内服、プラセンタ注射療法フォトRF(オーロラ)
誤ってレーザー治療を選択するとしばらく悪化します。しかし、いずれ元に
戻ります。肝斑は30才〜50才くらいの女性の50%程度に存在します。他の「しみ」と混在していることが多く、肝斑以外の「しみ」や「あざ」に対しQスイッチレーザー等で治療をすると、薄かった肝斑が悪化し色が濃くなるため、他の「しみ」や「あざ」が改善しても全体的に「悪化してしまった!」という評価になることもあるわけです。
 

4) 日光角化症(日光性色素斑 脂漏性角化症、老人性角化症): SK (seborrheic keratosis)

【日光性色素斑】

いわゆる一般的に「しみ」といわれる色素斑の大部分が日光性色素斑です。
日光性角化症のうち、盛り上がりの少ないものをさします。
大多数が中年以降に出来始め、色は薄い褐色から濃い褐色まで濃淡が見られることが多く、盛り上がりはほとんどありません。
健康な皮膚でも、メラニン色素の産生、排出が日々行われております。
ところが、紫外線やホルモンの影響でメラノサイトが活性化すると、過剰なメラニン色素を産生してしまいます。それがターンオーバーと共に排出しきれず残ってしまった状態が日光性色素斑なのです。

【脂漏性角化症・老人性角化症】

日光性角化症のうち黒い肥厚した皮膚の角質が盛り上がっているものをさします。
日光性色素斑の要素に上皮の肥厚や角質の肥厚が見られ、あたかも皮膚腫瘍のような病理変化を認めます。見た目は盛り上がりのある“しみ”状です。永年の紫外線暴露により20代後半から老化とともに出現します。老人に多いことから「老人性角化症」の異名をとりますが、ともするとこの病名は患者様に対しやや失礼な表現として最近では使われなくなる傾向にあります。
色調は褐色で形や大きさは様々、皮膚の角質が厚く肥厚しているため、日光性色素斑に比べて盛り上がって厚みがあります。これは表皮基底細胞が増殖し、過角化を生じた状態です。
 
【日光角化症の病因】をまとめると
メラノサイトおよびメラニン色素の増加最大の原因は紫外線です。紫外線は細胞の核を破壊し、癌化させるおそれがあります。メラニン色素は日傘のように紫外線から細胞の核を守る働きがあるため、紫外線に当たるとメラニン色素が増えるわけです。また、シミによっては女性ホルモンがメラノサイトを刺激し、メラニン色素を増やすと言われています。
メラニン色素の排出障害加齢に伴って細胞分裂が徐々に遅延してくると、ターンオーバーが遅くなり、メラニン色素を排出しきれなくなってきます。
 
【日光性色素斑】
日光性色素斑 症例写真
【脂漏性角化症】
脂漏性角化症 症例写真 脂漏性角化症 症例写真
【推薦される治療法】
Qスイッチレーザー炭酸ガスレーザーフォトRFピーリング(特にレーザーピーリング〈カーボンピーリング〉
特にレーザー治療によく反応します。テレビ番組で皆さんをあっと言わせる症例がたいていはSKです。
 

5) 炎症後色素沈着症:PIH(post inflammatory hyperpigmentation)

やけどをした後、日焼けした後、すりきずを受けた後、にきびの炎症の後、アトピー性皮膚炎の後、このような患者さんの肌はたいていは黒ずみます。これが炎症後色素沈着床です。
表皮の基底層にメラニンが増加し、コラーゲンが減少しています。日光や紫外線で悪化しますが遮光を心がければ基本的に色素沈着は1年程度で自然退縮し改善します。
炎症後色素沈着症 症例写真 炎症後色素沈着症 症例写真
【推薦される治療法】
美白剤内服、ステロイド剤塗布
誤ってレーザー治療をすると悪化します。日光を避け皮膚を保護しているうちに自然に改善することを治療の目的とします。
 

6) 先天性メラニン細胞沈着症:青あざ 大田母斑

先天性の真皮内メラニン細胞の増殖が原因です。
大田母斑 症例写真 大田母斑 症例写真
【推薦される治療法】
Qスイッチレーザー
ダウンタイムが長く治療中悪化することも稀ではありません。5〜6回のレーザー照射が必要で、悪化しても治療を続ける事が大切です。患者さんもなかなか根気がいります。
 

7) 血管腫:赤あざ

血管の異常造成による赤みや紫色のあざです。
【推薦される治療法】
ダイレーザー
 

8) ほくろ

メラニン芽細胞の腫瘍性増殖が原因です。だれにも探せば一つはみつかる良性腫瘍と考えられています。極めて稀に悪性化することがあり、悪性黒色種(マリグナントメラノーマ)として恐れられています。時に大きなほくろは斑状として存在し「あざ」と認識されることもあります。
ほくろ 症例写真
【推薦される治療法】
炭酸ガスレーザー、外科的切除
直径5mm程度のほくろまでは、炭酸ガスレーザーで十分きれいになりますが、それ以上の大きさのほくろには外科的切除の方が、はるかにきれいに治癒します。
 

9) 扁平母斑(へんぺいぼはん)

皮膚の真皮と上皮の間(基底層)に先天的にメラニン顆粒が沈着した状態をさします。
カフェオレのような色合いの「あざ」が境界明瞭に浮き出ます。
扁平母斑 症例写真
【推薦される治療法】

Qスイッチレーザーハイドロキノンートレチノイン療法

長期的に見ると再発の確率が高いので、繰り返し治療が必要になります。
 
「しみ」や「あざ」は多種類が重ね合わさっている場合も多く(オーバーラップ症候群)、治療法も1種類とは限りません。専門医の診断と治療工夫が大切ですが、患者様も多少の時間と忍耐が必要です。
 
 
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